2017-07-13 白々しいもの 短歌 かたみ目にトジて永遠の途をゆく、その許にゆるせよ記録の指を 過ぎてこそ踊りて先の名であれど望むべくもなしこの世の春は 高名のはばったくても這いながらかつての愛を抱きとめている あきれるまで新聞ざたのわれわれも背に気をつけよ、武器も無くては ぼくらはエキゾチシズムをいつになっても求めている、ばかみたいに 舌先からやはりどろどろ 語るのもおろかに啜る旧字の悪い味